塗装
塗装修復とは、新車から塗装されたものと同等の塗料を使用し、修理した部分を損傷前の色に戻す作業です。修復箇所がその他部分と見分けがつかないように調色し塗装を行います。
自動車の見た目を美しくするだけでなく、車体を錆や腐食から保護するという重要な役割を担っています。経年劣化で傷んだ塗装箇所に対して、全体を塗り換え(リニューアル)したり、おクルマの色変え(イメージチェンジ)を行うこともできます。
主な作業内容
当社では、主に以下の塗装サービスを行っております。
水性塗料
ソリッドカラー、メタリックカラー、パールカラー、チッピング塗装と幅広く対応しております。
ご要望に応じて油性溶剤も取り扱っております。
二輪(バイク・原付)の塗装
事故修理の塗装だけでなく、オリジナルペイントも承ります。タンクやフェンダー、カウルなどを持ち込みいただけるとより正確なお見積りを出させていただきます。
施工の流れ
FLOW-
01
ご予約・お見積り
お電話・LINE・お問い合わせフォームよりご相談・ご予約が済みましたら、実際におクルマを拝見して損傷状況や修復のために必要な工程、またそれにかかる費用と日数をお伝えいたします。お見積りにご納得いただけましたら、いよいよ作業開始です。
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02
板金修復
おクルマの損傷状況に応じて板金の手法は変わってきますが、基本的に損傷箇所のデコボコを平滑にならす作業を行います。
凹みを内側から叩いたり、専用工具で引っ張り出したりすることで、元の形に近づけます。ボディが裂けたり、穴が空いてしまった部分も溶接等で修復します。 -
03
塗装修復
板金による修復が完了したら、新車から塗装されたものと同等の塗料を使用し、修理した部分を損傷前のボディーカラーに塗る作業です。修復箇所がその他部分と見分けがつかないように調色し塗装を行います。
色合わせ
色合わせとはおクルマの修理前の色にぴったり合うように色々な塗料を混ぜ組み合わせて作ることです。
おクルマの色を最新専用機器で計測し、システムを使って約20万色ある色の中から調合比率を計算し混合して色を再現します。下地の処理(下地塗装)
塗装面に付いている目に見えない埃、鉄粉、PM2.5、ワックス残留等の処理を行い、塗装を行う表面の状態を整えます。
防錆目的の下地処理と、塗料がしっかりと密着するための下地作業が必要ですが、最近ではこれらの作業を一度に行える製品を取り入れております。
また、本塗装の色の見栄えを良くする製品も開発され塗装の出来栄え向上につながっております。塗装塗布(仕上げ塗装)
下地処理後は、色合わせで出来た塗料を修理箇所へ少しずつ薄く、むらなく、重ね塗りを行います。
塗装面全面を単一に仕上げるのではなく、周りの色状況に応じ塗料の塗り分けすることで同じ色に見えるように調整します。
最後に仕上げとしてクリアー塗装(塗装面の保護)を行い、特殊な塗料を使い分けをする事で新車同様な状態を再現します。 -
04
磨き・納車
塗装した面が十分に乾きましたら、修復箇所と他の部分が馴染むよう磨き作業をおこないます。この工程によって、キズが入っていたとは思えない仕上がりになります。お客様に修復箇所をご確認いただいて、ご満足いただければ納車完了となります。
水性塗装の施工例
WORKSバックドア・リアバンパーの修理・交換
リアからの追突による修理依頼です。修理依頼が重なっており、修理期限は融通していだき、お預かり期間は3週間。
バックドア・リアバンパーの交換、エーミング対応。他、修理箇所に関わる塗装全般の対応をさせていただきました。
車種 | マツダ デミオ |
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カラー | ソウルレッド |
修理内容 | バックドア・リアバンパー修理 |
作業期間 | 3週間 |
ソウルレッドは調色が難しいですがキレイに直せました。
広範囲の修理が必要な損傷でした。
リアバンパーは交換対応・バックドアは板金 塗装の対応になりました。
左リアドア、左サイドシル、左クォーター板金塗装、左サイドスポイラー交換
お得意先のディーラー様から、中古販売を掛けるにあたり、キズ箇所がタッチペン対応していたため、修理依頼をいただきました。
パーツ交換込みで1週間での対応、お客様より納期面・仕上がり面の両方で高い評価をいただきました。今後も誠心誠意対応してまいります。
画像は修理前・修理中・完成後をそれぞれ掲載しております。ぜひご確認ください。
車種 | 日産 デイズ |
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カラー | ホワイトパール |
修理内容 | 左リアドア、左サイドシル、左クォーター板金塗装、左サイドスポイラー交換 |
作業期間 | 7日間 |
タッチペンの補修は便利ですが、しっかり板金塗装を行うことで自然な仕上がりになります。
補修箇所の塗装を剥いで板金を行います。
補修箇所をパテで埋めてならしています。